現代日本は女尊男卑の時代ではないか?と言われることもありますし、実際に有名人がそのような発言をすることもあります。タレントが実際にそのような声を挙げることもあり、女性自身が女性は優遇されすぎと主張しているのです。非常に珍しいことかもしれませんが、日本では女性自身が女性は優遇しすぎと感じることがあるようなのです。それが「フィフィ 「女尊男卑」の日本社会に怒り「海外では許されません」 - ライブドアニュース」の記事にも載っています。
>国をあげての「女尊男卑」の時代である。女性優先採用や女性限定採用はもはや珍しくなくなっているが、就職以前の大学受験でも、大阪電通大が公募推薦入試で女子受験生に「最初から点数を加点」する制度を導入するなど、女性優先合格が進んでいる。
(中略)
こうした現状について、エジプト出身の女性タレント・フィフィは「日本は女ってだけで優遇されている!」とお怒りである。 「日本では女性という生き物を優遇しなければいけないという考え方が行き過ぎて“逆差別”ともいえるほどに女性の声に男性が敏感になっている。日本は女性に優しい社会なのでその環境に甘える女性が生まれてしまっているように思えます。
ですが、それは必ずしも女性が実力で勝ち取った権利でもなければ、居場所でもない。女性のためになりません。現在の制度や法律をみると、男女の差は全くないと言っていいにもかかわらず、“女性だからいろいろ大変なんだ”“女性だから不利だ”と、都合が悪くなると女性が『差別だ!』と声をあげやすい空気がある。こんなことは海外ではなかなか許されません」
日本の場合には女性は優遇され過ぎということをフィフィさんは感じており、そこに妥当性がないという認識なのでしょう。個人的に思うのは、女性を優遇することが一概にいけないとは思わない。特に民間企業が優遇するのは別に良いと思うんですよ。それは女性を優遇することが目的ではなくて、経営のために女性を優遇した方が有利だと考えたからなんですよね。だから、女性を優遇するのは手段であって目的ではないというのが、民間企業だと思います。記事に載っている電気通信大学の例に関しても、女性優遇をやめたところで、結局誰かが優遇されるのだから、あまり論じる意味はないと思っています。公募推薦で言うならば、面接があるから面接が得意な人が優遇されているわけですよ。それが女性であるから優遇されるに変わるだけなので、別に問題視する必要性はそこまでないと思っています。しかし、公的な機関が特定の層を優遇するならば、それは必要性がないといけないと思うのです。
例えば、警察官において女性警察官が一定数採用されるわけですが、男性の中に女性警察官として採用された人よりも優秀な人がいたとしても、女性警察官が絶対に一定数は必要ならば、その一定数の限りにおいて、女性を優先的に採用するというのはありだと思います。ありというか、しょうがないと思います。でも、そういった必要性がないのに、公的な機関が女性を優遇しすぎと思えるようなやり方をしていたら、個人的には問題だと思うんですよね。公務員の話で言うならば、裁判所職員の採用は女性が優遇されすぎという状況はよく指摘されています。今もそうなのか?は分かりませんが、男性と女性では面接の通過率に差がありすぎるという点が指摘されており、女性受験生の8割以上が面接に通過しているなんて年もあったくらいです。一方で男性は2割以下とかかな?結局、これは女性優遇なのか?分かりませんが、これによって男性は逆差別を受けている状態になているようにも思えるのです。もし本当に裁判所職員が女性優遇をやっていたら、男性の逆差別が起きていることになるので大問題ですよね。裁判所職員は、警察官と違って女性を多く採用しないといけない理由ってそんなにないと思うんですよ。
だから、こういったケースは女性を優遇する必要がないのに、優遇しているという点で問題だと思うのです。実際、優遇しているのか?の証拠はないですけどね。結果がそうなっているように見えるだけで、優遇した結果そうなったのか?は分かりませんから。でも、疑念は残ります。だから、レディースデーとかは大して問題とは思いません。企業の売り上げを伸ばしていかないといけないので、女性を優遇した方がそれが達成できると思ったからやっただけであり、女性を優遇したくてやったわけではないのです。だから、野球場で女性優遇のイベントとかありますけど、あれだって女性は男性と比べて野球を観戦しないから、呼び込める余地が残っているということで実施しているわけです。だから、別に差別ではないのです。男性が野球場に来ないときに、同様のイベントをやらなかったら男女差別になりそうですが、現状は男性は放っておいても野球場にたくさんくるため、男性を優遇する意味がないからやってないだけなのです。
だから、日本において女性は優遇されすぎと言われることもありますが、それが現実的に妥当だと思うのは一部だと思います。私も全てのケースを知っているわけではないです。パッと思いつくのがこれくらいであって、女性の優遇や女尊男卑の社会は男性への逆差別にもなりかねないから、声を挙げている人もいるわけですけど、女性を優遇しすぎという状況が生まれるのは、女性を優遇することによって得する人がいるからということになってしまいます。得する人がいる場合に自らの意思でやる場合には良いと思うのです。強制的に女性優遇をやらされたら問題だなと思います。男女雇用機会均等法とかは、それを企業に強制している面があるような気がしますが。日本は女性をを優遇しすぎなのか?は分からないですが、その優遇策のすべてが悪いとは思いません。
世の中は常にトレードオフの関係で成り立っていて、得をする人がいれば損をする人がいるので、女性を優遇すれば、男性が損をする可能性もありますけど、それって面接でコミュニケーション能力のある人を優遇すれば、相対的にそれがない人は損をするのと変わらないと思います。企業がコミュニケーション能力のある人を優遇するのは経営のためであって、レディースデーとかを開催する理由と同じです。そして、コミュニケーション能力のある人を企業が優遇している現状に文句を言う人はほとんどいません。さらに女性優遇と起きていることはほとんど変わりません。何を基準に優遇するか?の違いだけです。だから、私はこういったケースならば、女性優遇は良いと思いますよ。
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