特別区の職員採用試験で合格を目指す人を応援するブログ

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落ちる人がやりがちな市役所の志望動機とやってみたい仕事の書き方の例

公務員試験では市役所を受けるという方も非常に多いと思います。市役所の採用試験では、いずれ面接を受けることになりますが、そこでは志望動機を確実に聞かれることになるでしょう。その志望動機はどういったものを準備しておけば良いのでしょうか?市役所の場合には地元の人が受ける場合もあれば、そうじゃない人が受ける場合もあります。地元外の方が受けるときには、ややハードルが上がるような印象を受けるかもしれませんが、決してそんなことはないと思います。大切なのは中身であって、どこに住んでいるか?とか、どこが出身地か?ということではないのです。したがって、志望動機を構築するときには中身に特に注意しましょう。では、中身のどういったところに注意をすれば良いのでしょうか?特にまちづくりとか、観光分野で志望動機を練る人が多いように思いますが、そういった志望動機は根底部分がしっかりとしていないといけません。

 

 

詳しく言うと、なぜそれが必要なのか?という部分をはっきりさせておいた方が説得力があるということです。例えば、まちづくりを志望動機にするとして、街中にゴミが一切置いていない綺麗な街にしていきたい!といった志望動機を話すとしましょう。そういう街を理想とするのは良いとして、では現状はどうなっているのか?というのを明らかにした方が良いのですゴミが一切落ちていない街なんてありえないでしょうから、改善の余地があるのは良いとしても、面接官から「うちの自治体は以前からそういった環境面について取り組んでいるのですが」みたいに言われてしまうとどうしようもありません。つまり、ゴミだらけの街ならば、明らかに改善した方が良いが、すでに取り組んでいて一定の成果を出しているような場合、そこからさらに削減するのは現実的に難しいです。逆にそれ以上削減するためには、人員とか、設備面とかでさらにお金がかかってきます。そこまでしてやる必要があるのか?これ以上減らす必要があるのか?それは可能なのか?という部分を考えないといけないのです。観光分野に関しても同様の部分があると思いますからね。

 

それ以外の理由で志望動機を練るような場合にも共通する部分はあるでしょう。待機児童を減らしたいとか、そういったことを志望動機に据えるケースでは、現状、その市役所の管内で待機自動はどうなているのか?それに対して、市役所はどういう取り組みをしていて、どういう成果を挙げているのか?そこまでちゃんと調べた上で、改めてこの市役所の職員として待機自動に取り組む必要性がどれだけあるか?を考えないといけません。民間企業に例えると、非常に分かりやすいと思います。民間企業では、いくつかの事業をやっていて、これから伸ばしていきたい分野と衰退気味だから徐々に縮小させていきたい分野というのがあるはずです。人が欲しいのはこれから伸ばしていきたいという分野で、市場が衰退気味で、徐々に縮小させていこうとしている分野については、もう人はいらないよ。という姿勢だと思います。それと同じことが自治体にも、公務員にも言えるわけです。人が必要なところ、市役所として至急取り組まないといけない政策をやりたい!と言ってくれれば、是非やってほしい!と思うでしょうし、そうじゃないところ、十分成果をあげているものやそもそも課題として存在しないような政策をやりたい!と言っても、あなたの居場所はありませんよ?と思われてしまうのです。

 

つまり、これはやってみたい仕事、やりたい政策とかの質問にもかかわってくる部分ですが、それをやる必要がその自治体ではあるのか?どうか、そのニーズや現状の課題などをきちんと調べた上で発言した方が良いと思います。やる必要があるところもあれば、ないところもあると思うので、そこは自治体研究が必要になってくるということですね。市役所の志望動機は、そういった感じでちょっと難しい面もあります。市役所はたくさんあるし、どこも抱えている問題や現状が違うため、同じことを話しても効果的な場合とそうじゃない場合があるからです。まちづくりや観光以外でも、環境、少子化、さきほど言った待機児童、などいろいろなテーマから志望動機ややってみたい仕事を展開させられますが、それらについて語るときには、必ず現状分析と必要性について考えたから志望動機などを構築していくと良いと思います。

 

公務員試験の面接、市役所を受ける受験生はいずれ面接を受けないといけません。そのときには以下のような本が参考になるかと思います。本書は公務員試験の面接がどういったものなのか?その基礎的な部分から、どういったところを面接官は見ているか?どこをどうすれば面接官に評価されるか?受かるためには何が大切なのか?といった誰もが気になる情報も載せていて、さらには具体的な質問とそれへのオススメ回答についてもかなり多く載せてくれているので、公務員試験の面接がどういったものなのか?全く分からない人が読んだときに、基礎を理解して、そこから受かるために必要な心構えや知識、そしてそれぞれの質問への受かるための回答の練り方まで、理解がしやすいのではないか?と思います。ところどころマンガ風になっていて、面白く読み進められますよ。公務員試験の面接ははじめて受けるという方も多いですし、そういうときには事前にどういったものなのか?を認識しておいた方が何かと有利ですから、市役所だけにかかわらず、あらゆる試験種に通用する面接対策本だと思いますから、良かったら参考にしてみてください。

 

公務員試験 現職採点官が教える!合格面接術 2016年度

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