特別区の職員採用試験で合格を目指す人を応援するブログ

特別区Ⅰ類を中心に、公務員試験の難易度や勉強方法を紹介していきます。

公務員試験に落ちる人の特徴=頭が良くて優秀な人

公務員試験において、受かりやすい人落ちやすい人というのがいると思います。端的にいうと、真面目すぎる人、頭が良すぎる人とか、そういう人です。そういう人は筆記試験、特に択一試験は受かるけど、それ以外苦戦することが案外あるのです。筆記試験の中でも、択一試験に関しては1つ必ず答えがある問題ですから、頭が良い人や真面目な人というのは、ちゃんと努力できてある程度結果を残すことができます。ただ、それ以外の論文試験とか、面接試験というのは、答えがないものを求めて対策等をしないといけないので、ちょっと勝手が違う。運要素も存分に絡んでくるので、そう簡単に行かない面があるのです。

 

例えば、論文試験においては、例えば「多くの社会問題を抱えているニートを減らすにはどうしたら良いか?」といった論文課題が与えられた場合に、多くの人はニートが実際に社会与えている悪影響を書いたり、実際にニートを減らすにはどうしたら良いか?といったことを書いていくでしょうね。でも、ここで普段からいろいろなことを考えていて、知見の広い人はニートが社会に与える悪影響って、そもそもニートのせいなの?とか、ニートを別に減らす必要ないんじゃない?とか、多分思う人もいる。ただし、ニートを減らす方法を聞いているのに、ニートを減らす必要がないという感じで論文を書いていっても評価されないと思います。それは問いの内容に答えていないから。ただし、じゃあ、実際にニートを減らす必要がないと考えている人の考えがかなり説得力のあるものだったら、どうでしょうか?

 

これを評価しないということも十分ありえますけど、実際にそういう答案が評価されないのであれば、じゃあ公務員試験は優秀な人を採る試験ではないということになります。要は空気の読めない人はダメだということでしょう。確かに空気の読めない人は、それはそれで困る一面も持っているということが言えるかと思いますけど、他の人にはない優れた能力を持っている人を、その一面だけで不採用にするというのは、はっきり言って正しいのか?国民のために働くのが公務員ならば、ニートを減らす必要がないのに、ニートを減らすことに大量の税金が投入されたら?それを頭の良い人が未然に防いでくれたら?それは結果的に国民のために大いになるでしょう。逆にそういう人を不採用にしたお陰で、多くの税金がムダに使われてしまっている可能性すらある。「行政の無駄をなくす」ということは常日頃から言われていますけど、それを採用段階から拒否しているような気がするのです。

 

そして、面接試験でも同じようなことは起こる。いわゆる面接官を論破するようなことがあると採用されない。それは面接官の機嫌を損ねるから。機嫌を損ねてしまえば、採用、不採用の自由を握っている面接官は、嫌な思いをさせられた人をあえて採用するとは考えられない。だから、いくら面接官の言っていることに瑕疵があったりしても、なかなか反論しづらい。論破してしまうような、面接官がぐーの音も出ないようなところまで、完膚なきまでなぎ倒してしまっては、それがいくら正論であっても、いくら国民のためになることであっても採用されない。そういう面があるのです。だから、頭の良い人ほど、面接官に対してまともにやりあえる力は持っているのだけど、それを発揮できない。発揮すると落とされるから。つまり、論文にしろ、面接にしろ、「自分は公務員として、こんな考えやアイデアがあるんですよ!」とアピールすることは、空気を読めなかったり、相手にショックを与える可能性のある場面では使えないのです。

 

こんな考え方もできるのか!とか、そういう考えもあったか!?といった個人の公務員としての職務能力や国民のために奉仕する能力について、素晴らしいものを持っているとしても、それを引き出すための、アピールするためのチャンスがないのです。ないというか、論文試験や面接試験はそれを遠慮させる方向に力が働きがちなのです。だから、本来は凄い優秀な公務員になれるかもしれないのに、それをアピールしようとしたら多分落とされるから、あえてやらない。そして、その人の良い面は全く現れず、不採用にされる。こういうケースが1番馬鹿馬鹿しいと思いますし、実際にありえるでしょう。繰り返しになりますが、今の公務員試験は論文とか、面接とか、グループディスカッションとか、そういう審査する側の人間に点数の裁量がかなり与えられている試験ばかりで、それによって本当に優秀な人、公務員に向いている人、住民のために役に立ってくれる人が採用されづらくなっている。

 

審査する人の印象を第一に考えないといけないので、自分の力を発揮することよりも、空気を読むことが最優先になっている。現代の公務員試験も、結局は出る杭は打たれてしまうのです。残念ながら公務員試験で受からない人と言うのは、こういう人なんですね。空気を読む力ってのも大切でしょうけど、それよりもこういった素養の方が結局は住民の奉仕する仕事をするうえでは、欠かせないものとなると思います。人が審査するんだから、結局その人の感情とか、主観が入るのはやむを得ない部分もありますけど、ここまで人物重視というか、人が直接見て、自分たちの裁量で点数をつける運要素が相当入る試験を課す必要性は乏しいのでは?と思います。今の公務員試験は、こういった試験の配点が物凄く大きい傾向にあります。論文や面接を課すなとは言いませんけど、配点を縮小して、完全に実力で選ばれる筆記試験を重視する。または論文にしろ、面接にしろ、1つ正解のある質問や課題を与える。そうやって本当に優秀な人、住民のために働いてくれる人を選ぶための体制を整えてほしいと思います。

 

 

公務員試験 現職採点官が教える!合格面接術 2016年度

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