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選挙のネット投票は不正の温床になる?今だって同じだと思う

いよいよ選挙シーズン到来ということで、選挙の話題になると、ネットで投票できないのか?といったことがよく騒がれますね。ネットで投票できれば投票率も上がるだろうとか、言われていますけど、ネットで投票を可にするには、いろいろと障害もあるらしい。1番言われているのが本人確認です。例えば、なりすまし投票とかが起きるのではないか?自分が投票する前に家族が代わりに投票してしまうとか。ただ、それって今の選挙でも一緒じゃないでしょうか?投票所に行って投票するというやり方であっても、はがきを持って行けば、それが本人確認になる。別途学生証、免許証などの身分証明書を提示することはないですよね。かなりいい加減ともいえるかと思いますけど、これだって、自分のはがきでまず投票して、別の誰かのはがきを手に入れて、再度投票するとかも可能な気がします。やる人はなかなかいないと思うけど。

 

本人確認の脆弱性をとってみると、ネット投票にしたって変わらないと思います。それに携帯やパソコンで投票が可能になると、別の誰かが代わりに投票してしまうようなことって、今でも別の例で起きていると思うのです。それは先ほど言ったような、他人のハガキを盗んだりして、投票する行為以外でも、例えば誰かに頼まれたからとか、金を積まれたからとか、そういった本人が一応投票してはいるけど、本人の意思は全く含まれていないような投票の場合です。この場合、投票行為を行っているのが本人というだけで、別の誰かが投票したに等しい状況だと思います。だから、そういうことは現実的に起きているのだから、そういうリスクをネット投票だけに見出すのは違うんじゃないか?と思います。

 

中には立会人がいないと、不正を防止することができないという声もあります。例えば投票所に立会人がいなければ、どうなるか?投票所における不正というのは具体的に何を指しているのか?はちょっと分からないんだけど、あるとしたら他人のはがきを奪うとか、そういうことなのでしょうかね?それを防止することに一理ないとは言わないけど、立会人がいるから防げるかな?というと、うーん・・・。って感じです。投票所の外で、投票所に行く道の途中とかで奪ってしまったら、防ぎようがないし。あと、1番の問題点があるとするならば、それは秘密投票の原則が守られないということかもしれない。それは誰に、どこに投票したのか?が分かってしまうということ。それは選挙管理委員会などの集計をする側ですね。

 

秘密選挙の原則というのは、誰が投票に行ったか?誰に投票がなされたか?を調べてはいけないことだったと思いますけど、今でも誰が投票に行ったか?については調べようと思えば、多分調べられると思います。ただ、問題なのは投票した人の中で、誰に投票したのか?さえも調べようと思えば調べられてしまうという点かもしれない。これは普通の人なら嫌がりそうな問題点ですよね。ただ、そういう問題点を孕んでいたとしても、だからといってネット投票がいけないということにはならないと思うのです。むしろ、これに関しては選挙を揺るがす問題ではなく、有権者の気持ちの問題だからです。ネット投票がでいるようになっても、従来の投票所に行って投票する行為ができなくなるわけではないので、それが嫌な人は従来のやり方を続ければ良いだけじゃないか?と思うのです。

 

つまり、そういうリスクを認識したうえで、別に良いよ?っていう人はネット投票をすれば良いだけではないでしょうか?別にやり方を選べるのであれば、リスクをテイクしたくない人、しても良いからとにかくネットから投票したい人、それぞれがやりたい方法を選べば良いのではないでしょうか?日本の選挙っていうのは、投票当日の天候によって誰が当選するか?変わってしまうくらい。ということを言っているようにも多いように、投票環境っていうのも凄い影響を与えると思うのです。問題が全くない方法はありえないのならば、ネット投票がそこまで反対される理由はあるのだろうか?と思う。私はネット投票をそこまで実現してほしいと思っている人間ではないけど、反対する理由がそこまであるのか?と思わないでもないのです。マイナンバー制度などがきちんと整えられれば、いつかは実現しそうですけどね。公務員試験の問題でも、政治学とかでネット選挙、またはネット投票に関する話題がいつか出るかもしれません。