特別区の人事院面接では、各種いろいろな質問がされると思います。１回目と２回目では聞かれることが結構違うんですけど、志望動機という１番の核になりそうな大切な質問は基本的に２回目になります。それは特別区への志望動機というのが、面接カードの２回目で書かされるからです。したがって、これを見て多くの受験生は、特別区を志望した動機については、２回目で聞かれるんだ！と予想がついてしまうと思います。中には１回目の面接のときからしっかりと志望動機を固めているという人もいるかもしれませんけど、そういう方は少数派じゃないか？と思います。多くの人は、１回目の面接が終わってからようやく考え始めるのかな？と思うのです。１回目から２回目までの間には１０日くらい平均して間隔があるので、この期間で考えられなくはないですし、ある程度その前からちょっと考えていて、それを最終決定する作業をこの期間にやろうと思っている人もいるかもしれません。
それで大丈夫な場合もありますけど、それで大丈夫じゃない場合もあるので、注意が必要なのです。それは聞かれないと思っていた１回目でいきなり志望動機を聞かれてしまうということです。中には実際にいるようなんですね。１回目の面接というのは、面接カードが中心であり、それ以外からの質問はほぼされません。１番最後に１個くらいはちょっと別の話題のことを聞かれるかもしれません。ただ、志望動機がいきなり飛んでくるという雰囲気ではないんですよね。だから、多くの人もまさか１回目で聞かれるわけないだろ。と思っているかもしれませんけど、実際に１回目で特別区の志望動機を聞かれたという報告もあるようなので、一応気をつけておいてほしいと思います。
志望動機がある程度固まっていないと、いきなり聞かれても答えるのは難しいですからね。したがって、何も考えてない場合には聞かれたら、ほぼアウトか？どうかは分かりませんけど、良い評価は得られそうにありません。したがって、確率的には低いと思いますけど、念のため１回目の面接の前にも志望動機は固めておいた方が良いかもしれません。こんなことで特別区落とされても嫌でしょうから。さて、とはいっても志望動機は簡単に作ることができるわけではありません。特別区について、いろいろと調べないといけないでしょうし。特別区に関する自治体研究なるものをする必要があるでしょう。特別区について知ることです。２０２０年には東京オリンピックが開かれるわけですから、東京も数年かけてかなり変わるはずです。その中で、特別区で働く公務員の役割も非常に重要になってくると思います。そのときにあなたはどういう役割を担っていくべきと思いますか？
２０２０年までに東京が具体的どう変わるのか？それを地域ごとにまとめたのが上記の本になります。今の東京について知ることもそうですけど、それはみんなやってきますね。未来の東京がどうなっていくのか？その予測や展望も含めて、志望動機に組み込めると、違った視点の評価される志望動機になるかもしれません。この本を読むと、ある程度未来の東京の姿が見えてくると思います。その中で、将来東京はこうなるから、その中で自分はこんな仕事に携わって、こういう東京の姿を実現したい！ということを述べられると良いかもしれませんね。だいたい、受験生がやりたい仕事を述べる場合には、現実にある仕事、今実際に行われている仕事のみに終始しがちですが、今はそうでなくても、今後確実に必要になる仕事について、未来を見据えて話すことが出来ると、今だけじゃなくて将来の東京も考えているということですから、別の評価が得られそうですよね。
２０２０年までに東京は今後どんどん変化を積み重ねていくと思います。それに関わることも面接では聞かれることが多いと思います。今後の東京についての意見も聞かれるかもしれません。そういうときに全く普段から知見がなかったり、何も考えていないと、回答が全く思いつきませんよね。したがって、そういうときのために少しでも未来の東京に関心を持ってもらえると、そういった質問が来たときでも、何かしら自分の意見を述べられるのではないでしょうか？特別区の志望動機以外の質問でも十分役立てられる本だと思います。特別区の面接は、すでに述べたように１回目からとんでもない質問がくるかもしれません。それに備えて、できるだけ広範囲な対策をしてくと良いと思います。
