特別区の職員採用試験で合格を目指す人を応援するブログ

特別区Ⅰ類を中心に、公務員試験の難易度や勉強方法を紹介していきます。

神奈川県早期チャレンジの集団討論のテーマがエグい!

神奈川県の早期チャレンジを受験される方は、非常に倍率が高くて受かりづらい試験というのはすでにご存知だと思います。さて、一次試験は教養試験と論文試験、そして自己PRシートを書くというのは知っている方がたくさんいるかと思います。ただ、二次試験以降はどういう風になっているのか?はまだあまり知らない人がいるかもしれません。そこで説明しておきたいのですが、神奈川県早期チャレンジでは、二次試験では集団討論が1回と個別面接が2回実施されるみたいです。過去はこうなっていたので、来年も恐らくこんな感じで進んでいくものと思われます。では、集団討論については、あらかじめ議題が知らされているみたいです。だいたい、集団討論の場合は事前に分かることは少ないと思います。

 

情報によると、一次試験の合格通知とともに議題が知らされるみたいですから、事前に対策が可能だと思います。多くの場合、民間企業でのものも合わせてですけど、議題が事前に分かることはあまりないと思います。試験当日に発表されるケースが多い気がするのです。ですから、その点、神奈川県は良心的なのかもしれません。事前にテーマが分かるということは、少なくとも予備知識がありの状態で討論に臨むことができるでしょう。当日発表されたテーマによっては、全く知識がなくて、なかなか話せないということもありえますけど、神奈川県の集団討論では、それは回避できそうです。公務員試験のグループディスカッションは割と専門的なテーマが出やすい印象ですから、本当にテーマによっては、チンプンカンプンということもあるのではないでしょうか?

 

ちなみにどんなテーマが出題されているのか?というと、例えば2012年のテーマは「神奈川早期チャレンジ 集団討論 - 『吉井英二』の公務員試験対策ブログ」に載っていますので、以下で引用させていただきます。

 

>近年、「幸福度」という指標に注目が集まっていますが、
内閣府の「幸福度に関する研究会報告」によると、
日本は、先進国の中で「幸福度」(平均値)が低いとされています。
世界第3位のGDPであるにもかかわらず、幸福感に結びついていない状況を踏まえ、
日本は将来に向け、どのような社会を目指していくべきか
グループで意見をまとめなさい。

 

うわ・・・。と、声をあげてしまった方もいるかもしれません。随分長ったらしいテーマだな。と思いつつも、随分固いテーマだなと思いますね。こういった議題だと、さすがにその場でいきなり意見を出せというのも難しいかもしれませんね。これは事前に公表してくれて助かったでしょう。ただ、こういった論文試験で出そうな、ちょっと難しい感じの議題が出る可能性があるということです。覚悟しておかないといけません。ただ、このテーマに関していえば、なんとなく話すことは決まってきそうな気はしますね。GDPが世界3位ということは、経済力が世界でも有数ということを表していますが、それでも幸福度は高くない。ということは、日本人の場合は経済力と幸福度には関連性が薄い。というのも1つの仮説になるかと思います。

 

また、経済力トータルでは世界3位かもしれないが、その富が適当に分配されていない。経済力はあくまでも国全体のトータルの富の量を表していますが、それが適切に国民1人1人に分配されていなければ、当然、誰か特定の人に富が集中していることになり、他の人たちにはあまり行き渡らない。すなわち、幸福を感じられる人が少なくなる。所得再分配の機能性が不足している。というのも1つ仮説かもしれません。今挙げた理由は経済力(お金)が幸福度と関連が高いという仮説ですが、先ほどの仮説は、そもそも経済力(お金)と幸福度との関連が低いから、GDPが世界3位とかは関係ない!というの仮説です。経済力と関係があるのならば、所得再分配をさらに推し進めたり、国によるお金の使い方を見直してみるというのも1つの案でしょうし、経済力と関係ないならば、そもそも国民の幸せはお金じゃどうしようもないということでしょうから、別の方法によって、国民の幸福度を上げる措置を考えないといけないでしょう。

 

この議題について考えるときには、そもそも経済力が国民の本当に関係あるか?ないか?の立場を明確してから考えた方が良いか?と思います。ただ、私の意見では、「どのような社会を目指していくべきか?」とあることから、別に幸福度を上げる施策を考えないといけないわけではないと考えます。幸福度が上がれば、上がるに越したことはないけど、この文末の表現方法だと、別に幸福度が高い社会以外でも別に議論して良いように捉えられると思いますけど、どうなんでしょうか?ちなみに吉井英二さんは「日本には資源が乏しいから、他国より労働の必要性が高い以上、労働に幸福を感じさせるしかない」と述べています。それをどうやるのか?実際にできるのか?はさておき、私個人の考えは、幸福の感じ方や基準なんて人それぞれ違うので、1つこれ!と言えるものを提示するのは難しいです。

 

ただ、これって、思うんですけど、単純に感じ方の差でしかないと思う。例えば、経済力が乏しくて、国民が皆貧しいような国で、全員が自分たちを不幸だと思っているか?というと、違うと思うんです。それは周りがみんな貧しいからそれを特別なことと感じない。逆に経済力に富んでいる日本で貧しい生活をしていたら、それは周りと比べて「差」と感じてしまうのでしょう。例えその日本人が他の貧しい国の国民よりも生活水準が高いとしても。結局、人間はより身近な周囲の人間と比べて、優劣を決めたがる。そして、常に優れていることを好み、劣っていることを嫌う。それは経済力(所得や収入)もそうだけど、それ以外の要素でもあると思う。特に傾向が日本人は強いんじゃないか?政治学とか、社会学とかでやりませんでしたか?日本人は「他者志向型」のタイプだって。周囲と比べてしまうということは別の国の人たちだって同じだと思いますけど、その傾向がより強いのが日本人だと思うんです。それが幸福度調査の影響に出ていて、平均を下回らせているのではないか?と思います。だから、はっきり言ってこれは日本人の特質だから、変えようと思って変えられるものじゃないのでは?と思います。これが集団討論の答えとして適切か?はともかく、私ならそう考えますね。