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日本での独身税のメリットよりデメリットが大きく反対!導入国のブルガリアは失敗したが

世の中にはいろいろな税金があるけど、例えば実家暮らしの人に税金を多く課そうという案があるらしいが、これは安全に実家暮らしの人と比べて、一人暮らしの人の生活費への負担が重いことから、自分たちよりも楽している奴らを苦しめてやれという発想にが根底にあるのではないか?と言われています。実家暮らしをすることで社会に損害が生じているならば、それを税金という形で相殺するというのは分からないでもない。しかし、実家暮らしが社会に何かしらの損害を与えているだろいうか?むしろ一人暮らしをすると、実家暮らしと比べて世帯が増えることになる。そうなると、実家暮らしならば、複数人が同じ部屋にいて家電製品を1つ使うので済むことがあるのに、一人暮らしをしてしまうと、実家と一人暮らし先で最低でも2つ家電製品を使うことになる。例えば、クーラーとか。そうなると、Co2排出量とかも増えて、地球温暖化を促進させていることになるわけだ。つまり、一人暮らしは地球環境を悪化させているという意味では、一人暮らしは実家暮らしよりも社会に損害をもたらしているという評価はできなくはない。一人暮らしの方に重税を課す方が、まだ納得できるかもしれないです。そういった発想に似たもので独身税というものがあります。独身税は導入国もありますし、少子化対策になるのでは?という見方もあるが、独身税は反対の人も多いです。私も反対ですが。感情論にならないように根拠を示すならば憲法違反になる可能性が高いということになるだろうか。

 

独身税に反対の理由の1つが憲法違反になるから。独身税がどうして憲法違反になるのか?というと、結婚を事実上強制するような措置になるからでしょう。これは税負担がどれくらいになるか?にもよるけど、あまりに過大になると、結婚を強制させることになり、独身税憲法違反になると。婚姻の自由を定めた規定に抵触するのではないか?という見方ができるでしょうか。そうなると、独身税はメリットがあるか?ないか?以前に不可能な案とも言えます。実際、独身税はデメリットの方が大きいと感じますがね。あと、そもそもそんなに少子化対策をしたいならば、結婚させたいならば、独身税は足かせになる可能性もある。つまり、独身税なんか導入したら結婚をしない人が増える。いや、結婚をできない人が増える可能性があるということなのです。独身税の失敗の1番の理由はここでしょうね。課税金額にもよるけど、高すぎると、税負担によっただでさえ収入が少ない人たちは結婚をしづらくなる。低すぎると、何の効果も持たない。意味がない。ということなのです。独身税に賛成をしている人は恐らく憲法を知らない人間でしょう。知らないというか、そういった発想がないわけだ。憲法に抵触する法律は国が作ることができないのです。これが独身税に反対する1番の説得力のある理由になる。そもそも、事実上結婚を強制するような状況を作っても、結婚を仮にしても子どもを産むか?どうかは分かりません。結局、収入等の問題が解決しないならば、結婚を強制させても子どもは生まれないでしょう。すると、今度は子供がいない夫婦に税金を課すようなことをする可能性もありますね。

 

事実上を子どもを産ませることを強制するような政策をとったら、どうなりますか?生まれた子供はどうなるんですか?ここが独身税の最大のデメリットになるでしょう。つまり、日本の発展は良いが、生まれた子供の未来なんか想像しているでしょうか?客観的に見て、今の日本って国民が心から豊かに暮らせる国って感じがしないと思います。日本に生まれてよかったと思える人ってどれだけいるのでしょう?私は少なくともあまり思えません。将来の国を支える労働力としか考えられていないならば、生まれた子どもは国家に、企業にこき使われる存在になるだけかもしれない。実際そういう状況はすでに存在していると思いますが。働きたくないけどみんな働かされているわけですよ。私もその1人ですが。しかも、それに伴う諸問題もいろいろ発生していて、働きながら生きる環境として、日本は良い国とは言えないと思います。だから、生まれる子供目線から言うと、日本って国は普通に生きるだけでも大変だよなと実感する人が将来的に増えるだろうし、独身税のメリットは私はほとんど思いつかない。唯一存在する少子化の改善に関しても、金銭的な理由から子供を産めない家庭については、その間も税金はとられるわけだから、余計に子供は増えません。また、今言ったように子供が増えること自体は子どもの立場に立ってみると、必ずしも歓迎できることじゃない。実際、税金の圧力で子供を産んだ夫婦というのは、税金がなければ産まなかったわけだから、子供を産みたいとは思っていなかったわけ。そんな夫婦が真面目を子育てをするのか?という疑問もある。つまり、こういう税金によって子供を産ませる政策はやっぱり子供にとっては勘弁してくれよ!と思える面があると思うのです。現実的にはそんなやり方をしても子どもが増えるとは思えない。子供を産み育てる費用よりも税金の支払い額の方が安いだろうという試算でもあれば、税金を払う方を選ぶ人は多くいるでしょうし。そういった独身税の失敗のビジョンがよく見えます。独身税は海外では実際に失敗しているみたいですけどね。独身税ブルガリアなどが導入国で実際に実施されたが失敗したと。独身税が日本で導入されたらどうなるか?上手くいくとは思えません。そもそも独身税を導入する動機がちょっと納得いくものじゃないんですよ。

 

これは一部ですけど、独身税に賛成する人たちが言っている動機の1つに「子どもを育てている家庭とそうじゃない家庭は金銭的負担が全然違う!不公平だから子どもを育てていない家庭に課税すべきだ!」ということを言っている人がいます。冒頭で述べた実家暮らしに対して課税してやれという発想に近いかもしれない。この賛成理由の何がおかしいか?というと、そもそも不公平って意味が分からないです。結婚しない自由や子供を産まない自由がある中で結婚し、子供を産んだのだから、自ら不公平な状況を選んだわけじゃないですか?不公平が嫌ならば、不公平にならない選択をすればよかったのに。となると思います。国や自治体などが結婚や出産を強制した場合以外には通用しない理屈だと思います。私は独身税には反対ですよ。すでに述べたように独身税はデメリットや問題点が大きいです。そして、何よりも独身税憲法違反の可能性も高いと思う。税負担の程度にもよるかもしれないが、憲法違反の独身税は実現不可能かと思います。そもそも子どもを強制的に産ませようとする発想自体が恐ろしいです。それぞれの家庭の事情、個人の価値観、生まれてくる子どもの将来を考えたら、私はそういう発想は持てない。独身税の導入国は世界でも一部あるから、その時点でそういう恐ろしいことを平気でやる国があるんだと衝撃を受けますが、独身税はメリットよりは問題点やデメリットの方が大きいと思うし、世論も独身税は反対の方が多いんじゃないか?と思います。

 

独身の人の方が余計に税金を払っていたりと世の中に貢献しているんだ!という主張も見かけましたが、結局基準を変えることで独身者と既婚者それぞれが社会に貢献している面があるわけで、どっちが偉いとか、偉くないとかの議論は意味がないと思います。基準を変えれば社会への貢献の仕方や割合はそれぞれで変わるからです。仮に独身税を日本で導入しても、すでに独身税の導入刻であるブルガリアのように失敗する可能性が、上手く機能しない可能性の方が高いと思います。少子化を改善するっていう発想ではなく、少子化でも国が上手く円滑に機能する社会の仕組みを考えた方が賢明だとは思います。長期的に考えたら少子化を受け入れるべきなのです。そういう発想が国の人間にない、いつまでも少子化対策をやっている光景を見て、理解できないところでもあります。実際、「子どもを産まない理由」を夫婦に尋ねたあるアンケートの上位に「こんな時代に生まれる子供が可哀相」という理由がランクインしているわけですから、親も子どもを産んで、その子どもが幸せになりづらい社会だってことをちゃんと認識している人が多いんでしょうね。こういう夫婦が多くいる間は少子化対策は意味がないと思います。夫婦のうちの一定割合の価値観がそうなってしまっているのだから。

 

 

超ソロ社会 「独身大国・日本」の衝撃 (PHP新書)

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