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サイレントお祈りは迷惑で腹立つ!しかし、合法という現実も!とれる対策や対応は?

サイレントお祈りという言葉や文化が、日本の就職活動の中で完全に定着した感がありますけど、サイレントお祈りは企業側と就活生側で完全に見方が対立していると思います。企業側は効率化や手間の問題などでサイレントお祈りを意図していると思われますが、就活生側はサイレントお祈りは不誠実だという理由で腹立つ思いの人もかなりいると思います。一般的な感覚からいうと、サイレントお祈りは不誠実になるかと思われますが、サイレントお祈りは違法行為ではないので、残念ながら感情論になってしまうのです。それにサイレントお祈りに対する対策や対応策も難しいですから。サイレントお祈りを咎められる根拠は感情論以外に存在しないでしょうから、現状では法律が許している以上は、やってはいけないとは客観的には言えない。それを言ってしまうと、法律の存在意義を揺るがすことになってしまうからです。法律って何のためにあるのか?というと、物事の善悪の境目を決めたものです。ここからはやっていいが、ここからはやってはいけない。それを決めたのが法律になります。

 

つまり、最近騒がれている舛添知事の一連の行為も法律上は違法ではないのです。しかし、国民はこれだけ怒っている。社会の雰囲気としては、完全に舛添知事が悪いという風潮になってはいるが、ネットでいろいろな意見を見てみると、批判をしている人の方がおかしいと言っている人もいます。その理由は、さっきと同じで舛添知事を批判する理由が感情論だからでしょう。法律上は問題ない行為なので、批判の理由は感情論しか存在しないと思われます。舛添知事を批判する声が多い一方で、そういう批判者をおかしいと批判する人もいるわけですよね。例えば、「舛添知事を叩く理由が感情論であると、怒りの矛先を向ける相手が違うと分かる、気付ける人間であれば、こんなワイドショーや週刊誌レベルの炎上ネタには参加もしない。今回の件舛添知事を批判する側に回っている人間は、民度も、思考能力も低い連中としてあぶりだされている」といった、逆に国民を批判する声もあり、彼らを白い目で見ている人もいるわけですよね。普通に考えたら、法律上許している行為をして問題ならば、その法律自体、そして法律を作った側を責めのが筋でしょう。

 

法律上認められているのに不適切と言われてしまうと、合法な行為ですら、批判して良いわけだから、合法な行為も自由に行えなくなり、結局法律の機能性が失われるわけで、法治国家として致命的な問題を生じてしまう。だからこそ、行為を責めるのではなく、それを許す法律を責めるべきだという意見は、法治国家としては適切な論理の展開になると思います。法律が絶対的な基準にならなければ、犯罪を「犯罪だから」という理由では責められなくなるということになりますから。結局、サイレントお祈りに関しても迷惑だし、腹立つのは分かるが、客観的に見たら、嫌ならば受けなければ良いと言う姿勢を企業側が貫ける以上は、企業もリスクを負っているので、そこは五分五分だと思います。企業がサイレントお祈りをすれば、それが評判を落とすことにつながり、就活生から敬遠される可能性がある。就活生側としては、サイレントお祈りをやられると、不都合が生じて迷惑という話であって、どっちもリスクはある。企業はそのリスクを背負いながらサイレントお祈りをすることもできるし、リスクを背負いたくないならばやらないという選択肢もとれる。就活生としてはサイレントお祈りのリスクが嫌ならば、そういう企業は受けないという選択肢もあるし、それでも良いなら受ければ良いという選択肢がとれます。実際はサイレントお祈りをどの企業がやってくるか?完全には事前に予想ができないため、完全な五分五分ではないのだが、就活生に言いたいのは、サイレントお祈りは合法だけど、サイレントお祈りをやってくる企業を糾弾する、批判するのも、常軌を逸した方法をとらない限りは同時に合法になると思うので、サイレントお祈りに腹立つならば、それをやれば良いということになります。サイレントお祈りの対応や対策としてはそれくらいしかないのではないでしょうか?

 

社会全体で、就活生全体で、サイレントお祈りをやってくる企業とか、圧迫面接をやってくる企業とかの情報を共有できるような体制があれば、企業も強くは出られないでしょうから。そういう仕組みを誰かが作ってくれれば、少しは就活生側の立場が改善されるかもしれないのです。サイレントお祈りは迷惑ではあるし、腹立つが、根絶するのは現状ではおよそ不可能だと思われます。しかし、サイレントお祈りをすることが、自社にとって大きなリスクになると思わせることができれば、それはサイレントお祈りをやめさせる圧力になるでしょう。サイレントお祈りに対する対策や対応としては、そういったことしかできませんし、それこそが最善になると思いますよ。サイレントお祈りに腹が立つならば、そうやって企業に立ち向かうのは全然ありですから、社会全体の風潮として、サイレントお祈りをする企業に圧力をかけていくのは、やり方が合法である限りは問題ないでしょう。サイレントお祈りは確かに迷惑といえば、迷惑だが、就活生も迷惑をかけていないわkではないだろうから、その点に関してはどっちもどっちな部分はないわけではないだろうけど、サイレントお祈りを許せないならば、こういう手段を地道にとって、社会を変えていくしかないと思います。

 

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