公務員試験では多種類の科目が課されるのですが、その中でも社会政策という、ちょっと厄介な科目があります。これは専門試験で出るもので、主に日本の社会保障、社会福祉に関する問題が出ます。過去の歴史などについて聞かれることもありますし、最新の時事について聞かれることもあります。だから、範囲がそれなりに広いので、勉強は大変です。おまけに出題される試験種が、地方上級など一部に限られます。でも、社会政策としては出なくても、社会科学の中で同じ範囲が出ることもあるので、やっておいて損ではありません。でも、この社会政策って勉強がとてもしづらいです。それは参考書や問題集が売ってないからです。ほとんどないです。特に問題集に関してはまるでない。じゃあ、みんなどうしているのか?というと、予備校に通っている人が多いです。予備校で社会政策についての授業を受けて、それで勉強をするという方もいますし、そこで過去問が貰えるので、それで勉強ができます。社会政策の問題集は私は市販のものは見たことないです。
だから、過去問がないというのは、非常に厳しいです。そのため、社会政策は非常に勉強がしづらい科目の1つになっています。予備校に通っていると、そこでテキスト、レジュメ、問題集が貰えるはずです。そして、講義も聞けるはずです。だから、それで対策が何とかできる面もあります。ただ、独学の方はどうでしょうか?どうやって勉強すれば良いのでしょうか?どうやって対策すれば良いのでしょうか?これが思いつきません。参考書に関しては一応あるんですよ。例えば以下で紹介するTACから出ている社会政策の本があります。これを使えば、一応独学の人も勉強はできます。ただ、過去問がないんですよね。これが最大の問題です。専用の過去問がないので、いくら知識をつけても、問題を解くという行為が出来ないと、なかなか知識が使えないというか、本番でも点数を取れる保証がないわけです。その壁をどうやって突破していくか?が社会政策の攻略や地方上級などで合格するためのポイントにもなります。
公務員Vテキスト (12) 社会政策 第10版 (地方上級・労働基準監督官)
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このTACから出ている参考書が1番詳しく、内容も丁寧に扱ってくれているので、必要な知識を得るには、1番の参考書になると思います。私もこれ持ってますけどね。かなり内容があるので、これをやるだけでもある程度の問題には対応できると思います。でも、3問くらいは出るので、満点を狙いにいくならば、これだけじゃちょっと足りない部分もあるかもしれません。知識としては申し分ないのです。この一冊をやれば、必要な知識は十分つくと思います。問題は、実践練習ができないことになるので、そこをどう補っていくか?がポイントになるのです。この参考書を使って、知識だけをつめて本番に臨むという方法も一応あります。ただ、それだけ心配というのであれば、これは社会政策が出題される試験種の過去問をやるというのが1番です。例えば、地方上級や労働基準監督官では、社会政策が出題されているようなので、地方上級と労働基準監督官の過去問題集を買えば、それに数年分の社会政策の問題が載っているはずです。
それが数年分あれば、合計10数問くらいは解けると思うので、どっちにしろ、地方上級は誰もが受けると思いますし、過去問を買っても損ではありませんから、地方上級の過去問をやるときに、一緒に社会政策の問題をやれば、社会政策の過去問を解けるということになります。労働基準監督官のほうは受けない人も多いと思うんですけど、暇があれば、社会政策だけやってみても良いかもしれません。地方上級の場合には、社会政策が載っているのは専門試験になりますから、注意してください。過去問をどうせ解くならば、一緒に教養試験の方もやってほしいと思いますけどね。そういった形で社会政策については勉強をしていけると良いと思います。独学の人はつかえる勉強法や対策が限られるので、難しいとは思いますが、頑張っていきましょう。そして、予備校に通っている方は、そこで配られるものを使用して勉強していけば良いと思います。
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