就職活動をしていると、WEBテスト以外の筆記試験では、どこかの会場に受験をしに行くことになると思います。その際、服装が問題になりますね。WEBテストは家の中で受ける人が多いと思うので、何を着て受けても全く問題ありませんが、それ以外のSPI、一般常識テスト、テストセンター受験の場合には、自宅から外に出ないといけませんから。では、これらの試験の服装は何が最適なのでしょうか?筆記試験なので、まず動きやすい服装、試験に集中しやすい服装が望ましいです。そして、筆記試験は、通常は学力を見るわけですから、人物評価はしないわけです。例えば、公務員試験に例えると、一次試験の筆記試験は私服が多いですが、二次試験の面接とかになれば、スーツばかりになります。ただ、就職活動の場合はそうとも限らないのです。例えばSPIや一般常識テストは、自分が受ける企業のオフィスの中や別会場になるかもしれませんが、その企業で働いている人事がその会場の中にいるはずです。
それは公務員試験も同様です。ただ、公務員試験の場合は一次試験が私服ばかりですが、民間企業の場合には、何故かみんなスーツを着て受験しています。状況はあまり代わりませんが、どうして差が生まれるのでしょうか?そして、実際にSPIや一般常識の試験を受けるときにはスーツを推奨する人が多いでしょう。その理由はみんなスーツで受けに来るから。これしかないと思いますよ。つまり、何が原因か?はワカラナイが、今日でももうSPIや一般常識などの企業の人事が見ている中で行われる試験はスーツで受けることが常態化しており、確かに学力を見る試験なのだから、公務員試験同様私服でも構わないはずなのだが、もういう状況が出来上がってしまった中で、スーツ以外を着ていくのは不自然に思えてくるということでしょう。そうなれば、理屈のうえでは私服で行っても問題ないはずですよ。だって、筆記試験は学力を見るのであって、人物試験ではないのですから。だから、面接でもない場でスーツを着て行かないといけないそもそもの理屈がないわけです。ただ、多数派が勝つ風潮の中では、もはやスーツが常識であり、いくら合理性がなかったり、理屈のうえでおかしいと言っても、そういう試験ではスーツ以外を着ていくと確実に浮くし、それが原因で不利にされている可能性も否定できないということです。
そういうわけで、個人的にはWEBテストは多くが自宅とか、大学とか、企業の人達の監視がない中で受けるので、悩みは生じませんが、SPI、一般常識テストといったものは、本来は私服でもスーツでもどちらでも良いはずなんですが、何故かスーツじゃないといけない雰囲気になっているし、みんなスーツを着てくるという状況なんです。そして、テストセンターっていう、またちょっと特殊な試験もあります。これはご存じない方に説明しておくと、やることはほとんどWEBテストと同じです。パソコンで受けますし、問題の種類もWEBテストで出題されるものに非常に近いです。ただ、受験をする場所が決められているという違いがあるだけです。WEBテストは自宅など、どこでも良いのですが、テストセンターは試験会場が指定されて、そこで受験をしないといけないのです。ちなみに基本的に企業の人間はそこにはいないことがほとんどです。だから、テストセンターは私服が一般化しています。私も1度行ったことがありますが、95%くらい私服だったと思います。そんな感じで就職活動の筆記試験の服装については考えていってください。
こういった筆記試験ももちろん大切ですが、それを突破すると、次はエントリーシートという企業も多いですね。エントリーシートを全員分読むのが大変だから、足きりとして筆記試験を実施している企業も多くあるわけです。筆記試験などの足きりをやらないでいきなりエントリーシートという企業も今後遭遇すると思いますけど。そういった場合には以下の本が非常に参考になると思います。本書は、タイトルにもあるようにエントリーシートに関する企業の採用のやり方、手口などを教えてくれて、それを逆手にとって、じゃあどういう風に書けば通過しやすくなるのか?といったテクニックなどを伝授してくれます。エントリーシートだけに限らず、就職活動全般に関して、多くの学生が抱いている疑問について回答してくれていて、内定を取るにはどうすれば良いのか?という大きな問いに対して、実際に企業の採用活動を行っている立場から、企業が学生を採用するにあたって実際に使っている方法論、手口といったものを紹介し、それを知った上で、じゃあどうすれば内定が取れるの?という問題を解決してくれる一冊になると思います。例えば、学歴フィルターの仕組みとは?女子学生の方が優秀と言われている本当に理由とは?適性検査って企業はどこをどう見ているのか?などなど、多くの学生が知りたいと思っていること、知っていると得する、知っているとそれを利用して就職活動を有利に進められるような情報が詰まっています。Amazonのレビューでは、就活生と企業で採用活動に携わる人間のどちらからも評価されている本なので、これはかなり有益な情報が載っていると思われます。こういう「情報」っていうのは、就活においては必要不可欠です。知っていると知らないで相当差がつく可能性があります。他の就活生であるライバルに差をつけたい方は、良かったら参考にしてみてください。
なぜ7割のエントリーシートは、読まずに捨てられるのか?: 人気企業の「手口」を知れば、就活の悩みは9割なくなる
- 作者: 海老原嗣生
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2015/01/16
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
あわせて読みたい記事
- 求める人物像に合わないはOK!志望動機、自己PRを合わせる意味はない
- 就活の写真の服装はスーツ?私服?証明写真だと不利になる?
- エントリーシート、履歴書の趣味がアニメ鑑賞やオタクはダメなのか?
- SPIが受からない、落ちる人の特徴は?勉強のコツを掴んで合格!
- 就活や公務員試験での自己PRでリーダーシップの経験は生きやすい
- 会社説明会の案内メールへの返信、参加後のお礼メールは必要ない
- 民間企業の就活の面接で時事対策は必要?おすすめ参考書や本を紹介
- 集団面接で評価基準や見られているところは?対策は難しくない
- 合同説明会は行った方が良いの?行ってないと困ることはある?
- 会社説明会の後にいきなり面接やエントリーシートはブラック企業