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就活の自己PRで「コミュニケーション能力」はオススメしない

就職活動では、自己PRをしてほしいといわれる機会が多いと思います。エントリーシートで書かされる場面もあるでしょうし、面接で話してくれと言われることもあるでしょう。自己PRとしてはいろいろな題材があるのですが、「コミュニケーション能力」を自己PRとして挙げる人もいるようです。就職活動ではコミュニケーション能力は非常に必要とされており、それがある学生は有利になるのではないか?という予想もつくかもしれません。コミュニケーション能力があれば、それは絶対にないよりはマシなはずですが、ただ自分からコミュニケーション能力をアピールするのはやや危険かもしれません。それはコミュニケーション能力というのは、基準が曖昧で定義もよく分かりません。人によっても捉え方が違うでしょう。あと、客観的に見てコミュニケーション能力があるか?ないか?高いか?低いか?というのは、なんとなく判断がつくにしても、それを主観的に言って良いものか?という問題もあります。

 

例えば、自分はクレーム処理が得意です!ということをアピールする場合には、バイト経験とかで、お客様からのクレームに対応し、無事に解決したと、お客様が納豆してくれたということを話せば、ああ!確かにクレーム処理が上手いんだな!と分かでしょう。つまり、話の内容をちゃんと聞けば、そのクレーム処理能力の有無とかもだいたい分かると思います。クレーム処理能力について、面接官等が判断できるのです。ただ、コミュニケーション能力をアピールする場合には、具体的なエピソードを話しても、それがコミュニケーション能力の有無を判断できるとは限らない。というか、分からないという人も多いのではないでしょうか?というか、コミュニケーション能力をアピールするために、どういう話をチョイスするつもりなのでしょうか?これが非常に難しいと思うのです。だから、あまり話を聞いていてしっくりこない可能性もありますよね。

 

コミュニケーション能力というのは、客観的に判断すべきもので、それは主観とは一致しないものである可能性も高いです。すると、面接中に面接官がコミュニケーション能力を直接把握して、判断した方が良いような気がするのです。コミュニケーション能力があるということをアピールするのではなく、別の見方をしてアピールした方が良いと思うのです。例えば、飲み会とかで場を盛り上げることができます!とかでコミュニケーション能力をアピールしても、どれくらい場が盛り上がったのか?は分かりません。面接官に伝えようがないのです。その場にいないと分からない。だから、こういうエピソードでコミュニケーション能力をアピールするのではなく、リーダーシップがあるとか、そういう方面の方が良いと思うのです。飲み会を主催したとか、飲み会の場で率先して音頭をとったり、雰囲気をよくしたりといった主導的役割に徹したといった方が、行動そのものを説明すれば、面接官からしてもリーダーシップの有無を判断しやすいでしょう。

 

場を盛り上げたとかだと、どれくらい盛り上がったのか?という結果が大切ですが、その結果は言葉じゃ上手く伝えられないですよね。でも、リーダーシップについていえば、行動そのものはリーダーシップを証明するので、どう行動したのか?を説明すれば大丈夫ですし、実際説明できるでしょう。だから、自分のコミュニケーション能力をアピールしようとしたときに、それがより伝わりやすいアピールの仕方に変えてみるというのも1つの手だと思うのです。そうした方がよりアピールになる可能性もあります。コミュニケーション能力をアピールするというのは、すでに述べたように面接官へ伝わる度合いが少ないと思うので、そこまでアピールになるか?は分かりません。自分として精一杯アピールしたつもりが面接官にはあまり伝わっていないのでは、消化不良というか、あまり効果がないので、不採用になってしまう可能性もあります。

 

コミュニケーション能力はどの企業も確かに考慮しています。ただ、そもそも企業が求めているコミュニケーション能力は、ちゃんと相手の話を聞いて理解し、こちらの言いたいことを確実に相手に伝えるといった能力のように思います。つまり、学生が考えているコミュニケーション能力とはやや違う可能性もあるので、その認識を履き違えた状態でコミュニケーション能力をアピールしても、アピールになっていない可能性もあります。そういう意味でも、私は就職活動でコミュニケーション能力を自己PRとして話すのはあまりオススメできないのです。

 

 

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