特別区の職員採用試験で合格を目指す人を応援するブログ

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特別区の人事院面接で頻出な質問、特に聞かれたこと

特別区の面接では、実にいろいろなことを聞かれます。あらかじめ想定していった質問もあるでしょうし、それが出れば良いですが、当然想定できない質問も飛んでくると思います。そういうときにいかに論理的で適切な回答ができるか?というのが合否を大きく分ける可能性もあります。特別区の面接は今までは2回に分けられており、合計50分の面接でした。それが2015年からは1回になります。時間はどれくらいなのか?は分かりません。そのときがこないと。ただ、質問内容自体はだいたい変わらないと思います。面接カード事態がもしかしたら変わる可能性もありますが、面接カードに書く内容がそれぞれの受験生で全く違うので、面接カード関連の質問というのは、各受験生ごとに全然違ってくるでしょう。だから、今回は私が過去に聞かれた質問で、面接カード関連以外のものを覚えているものだけ挙げたいと思います。

 

・希望以外の部署に配属されたらどうする?

これはかなり頻出というか、定番だと思います。皆さん、これはさすがに用意しておくでしょう。これは面接対策本に書いてある内容で良いと思いますよ。部署が頻繁に変わるのが公務員の仕事の特徴なので、当然自分がやりたい仕事にかかわれる時間の方が少ない。そういうときに自分の希望している部署以外でも、ちゃんと住民のために真面目に仕事ができるか?そこを見ているのではないでしょうか?基本的に希望の部署以外は働きたくない!と答える受験生はいないと思いますけど、これについては面接対策本に載っている内容をそのまま暗記してしまって良いような気がします。他に答えようがないので。

 

どうして公務員を志望したのか?

これも99%聞かれる質問ですね。私の場合は、これをしつこく聞かれました。一応、自分としては思っている子とぉ話したんだけど、それで面接官は納得していないのか?再度いろいろと聞いてきた記憶があります。特に「もっと自分の言葉で話せないかな?」といった指摘も受けたので、もしかしたらテンプレ回答をしているみたいな風にとられたのかもしれません。これは特別区の志望動機と同じくらい重要視されている質問だと思います。どうして公務員になりたいのか?と同時に、公務員になって何をしたいのか?ということを考えておきましょう。追加質問でいろいろなことを聞かれる可能性があるので。特別区の志望動機は恐らく面接カードに書くことになると思います。公務員の志望動機も面接カードには書かれないかもしれませんけど、最重要質問です。

 

特別区の特色ってどんなところにある?

これは正直、あまり予想していませんでした。だから、その場でちょっと考えましたよ。特別区の特色ですからね。個別の区の特色の方がまだ答えやすかったかもしれないです。当時、何て言ったか?はあまり覚えていないのですが、仮に今答えられるのならば、凄い「仲の良い、まとまりのある広域自治体」といった印象があります。というのも、今は載ってないのかな?数年前までは、特別区の人事委員会のホームページに各区の職員がリレーのようにつないで、自分たちの区を紹介する記事みたいなのがいくつか公開されていた記憶があります。それを当時読んで、ある区の職員が別の区のことによく触れることが多くて、お互いの区を良い意味で意識しているのかな?と感じました。仲が良いのかな?とも思いました。

 

・自殺者を減らすにはどうするか?

これは凄い印象に残っていて、覚えているんですよ。面接官の人が女の人だったんですけど、1回目の面接の1番最後の質問でした。神妙な面持ちから、深刻そうな表情と声で、「特別区としても、この問題は真剣に取り組んでいかないといけないんですけど・・・」みたいな感じで、私の意見を問われました。私もまさかこんなことを聞かれるとは思わなかったので、何も用意できておらず、凄い当たり障りのない回答しかできませんでした。ただ、帰りの電車の中とか、家に帰ってから、冷静に考えてみると、もっとこういう回答をすれば良かったなー。という後悔がありました。もしかしたら聞かれるかもしれないので、皆さんにアドバイスをするとしたら、自殺を考えている人に対して、カウンセリングみたいなのは必ずしも効果があるとは限らないと思います。効果のあるケースもある。それはその本人の考えを転換できれば、自殺を防げるようなケースじゃないか?と思います。

 

例えば、「オレなんか生きている意味なんかないんだ」と自暴自棄になっている人がいたら、その人へできることは、「あなたが生きている意味を教えてあげる」ことです。生きている意味がないと思っているのが直接の動機ならば、その考えを転換させてあげる、つまり「生きている意味はここにあるじゃないか?」と教えて挙げられるならば、その人に対して自殺を抑制し、さらにその人の今後の人生のためになる方法論だと思います。逆にそういうのが使えない場合があります。それは例えば、「お金がなくて、もう死にたい」と言っているような人です。先ほどは本人の気持ちの問題なので、なんとかすることはできると思います。ただ、このようなケースは要は悩みの種は「お金」じゃないですか?その人が自殺をやめたくなるとしたら、お金の問題が解決するしかないわけですよ。お金がなくて自殺したいと思っている人を無理に引き止めることは必ずしも、その人のためになっていないし、解決にもなっていない。それは自殺を思いとどまったところで、その人の悩みは存続しているし、その後も思い続ける日々が繰り返され、再び自殺を考えるようになるから。

 

だから、お金がなくて困っているような人には、もうお金を渡すしか最善の手段はない。少なくとも、お金がないという悩みを抱え続けたまま、単に自殺を防いだとしても、それはその人の自己満足に等しいのではないか?と思うからです。自殺を止めたから良かった!良かった!と思っているのは、その止めた本人だけ。自殺をして苦しみから逃れる手段を失ったその本人は、お金の悩みにその後も悩み続けるだけ。これは果たして良い結果といえるのか?私は疑問です。資本主義社会の中で、格差は当然に生まれてしまうし、貧困に喘ぐ人も当然に生まれてしまう。でも、自殺はよくない!とだけ言う人は、非常に無責任だと思うし、自殺者を減らしたいのであれば、単純に自殺を考える原因そのものを減らすのが最も最善だと思う。自殺を止めることが1番ではなく、そもそも自殺なんか考えなくて済む世の中を作る。それが公務員として、行政としてやるべきことじゃないか?と当時も、今も私は思っています。

 

 

面接・官庁訪問の秘伝 2016年度採用版 (公務員試験)

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