特別区の職員採用試験で合格を目指す人を応援するブログ

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特別区の人事院面接は倍率は低いが、なめていると落ちる

特別区の面接は二次試験の人事院面接とそれ以降の区面接があります。人事院面接は、一次試験合格者に対して行われますけど、全員が面接に来るわけではありません。一次試験の合格者は毎年2500~3000人くらいいます。彼らのうち、数百人は面接には来ません。複数受験したときに面接の日程が被ることがよくあるからです。この時期だと、東京都、国家一般職、地方上級、国税専門官等、多くの試験種で面接をやっています。ですから、いくつかの試験種の一次試験を受かっていると、面接の日にちがかぶるというのはよくあることなのです。ですから、特別区とどこかが被った場合に、特別区ではなく、他の試験種を受けに行くということも十分ありえます。ですから、最終的に人事院面接を受けるのは2000~2500人くらいです。

 

人事院面接は2回あって、2回とも出ないといけません。1回だけだと欠席扱いになります。ですから、2回とも出てくるのはかなり志望度が高い人か、ここしか受かっていないか、面接がかぶってないか、そういう人たちです。倍率は毎年1.5倍弱くらいで推移しています。1.5倍ですから、単純計算ですと、3人に2人受かる面接です。3人に2人というと、確率でいえば、そこそこ高いほうかな?と思いますけど、3000人いたら1000人は落ちる計算ですからね。毎年700~800人くらいは落ちています。落ちる人数だけ見ると、結構多いと思うかもしれません。この1.5倍に関しては公務員試験の中では低い方になると思います。ですが、油断はしてはいけません。みんながどれだけ頑張っても、この人数は確実に不合格なので、その中に誰が入るか?の差でしかないからです。

 

特別区人事院面接は基本的なことしかほぼ聞かれないと思います。思いもよらなかったことが聞かれるケースというのは、ほぼないと思うのです。ですから、基本的な想定質問については面接対策本等で是非対策していってほしいと思います。ただ、問題なのは志望動機です。志望動機はどの試験種を受けるときでも重要です。特別区の場合は特に東京都庁との差別化ができるか?どうかがカギになります。同じ東京都で働きたいといった場合、東京都庁特別区があると思います。もっと言うと、個別の市町村で働くという手もあります。その中でどうして特別区なのか?特別区東京都庁の仕事は違いますね。そこを自分なりに勉強して、はっきりさせると特別区は東京の中でどういう存在なのか?どういう役割を住民に対して行っているのか?それが見えてきて、それを志望動機にもつなげられると思います。

 

特別区人事院面接では、いろいろなことを聞かれると思いますけど、特に大切なのはこのあたりの質問です。志望動機をしっかりとさせておかないといけません。そういう意味で、倍率1.5倍というのはありますけど、面接自体が楽なわけではないのです。かなり追求されますし、掘り下げというか、細かくいろいろなことを聞いてきます。特に志望動機については2回目の面接では、こってり追求されるでしょう。面接時間もそこそこ長いですから、少なくとも楽ではないということだけは言っておきたいと思います。ただし、普通のよくある面接のタイプだと思います。楽じゃないといっても、他の面接も楽ではありませんから、そこは一緒だと思います。そういう意味では、あまりに悩みぬく必要もないと思います。普通の一般的な面接対策をしていければ良いと思います。ただし、志望動機は特にちゃんと考えておきましょう。

 

特別区の場合は、人事院面接を終えても、その後には区面接が控えています。人事院面接を合格すれば、最終合格ということになり、ほぼ内定に近い状態ではありますけど、確実に内定を獲れる保証はありません。毎年一定数採用漏れが出ている模様ですから、人事院面接をクリアしても、まだ安心はできないということです。ですから、特別区の場合は凄い長いですよね。内定が貰えるまでは。5月の頭に筆記試験があって、そこから1番早くても8から月くらいにならないと内定は出ないと思います。遅い人だと、年明けとか、最終的に採用漏れになってどこからも内定が貰えないケースもあります。ですから、長丁場になるので、体力もそうですけど、精神的にもちょときつい時期があるかもしれません。大変だと思いますけど、せっかく一次試験を通過したならば、その先の人事院面接と区面接は頑張ってください!

 

 そして、これから特別区の面接を含めて、公務員試験の面接を受ける場合には、以下の参考書が良いと思います。本書は、公務員試験の面接ならば、どこを受けるときでも参考になると思います。というのも、現職の採点官の人が書いた本で、知っておかないとマズイ公務員試験の面接における基礎知識から、合格レベルに持って行くために必要な面接スキル、受け答えの仕方なども書かれています。一冊あれば、公務員試験の面接についてはかなりマスターできると思いますし、たまに漫画を使って面白く、分かりやすく解説してくれているので、読みやすいと思います。良かったら参考にしてみてください。

 

公務員試験 現職採点官が教える!合格面接術 2016年度

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