特別区の職員採用試験で合格を目指す人を応援するブログ

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公務員の離職率は民間より低いが、市役所と警察官は辞めたい人の差が大きい

公務員の離職率はどれくらいでしょうか?公務員といっても幅広いので、一概にデータを示してもあまり意味はないかもしれません。公務員の離職率は全体としては1割程度とされているので、そんなに言うほど高くはない数字です。公務員なんて安定していて、仕事も楽で、定時に帰れて、何で辞めちゃうの?と思う方もいるのかもしれませんが、それは公務員の仕事をやっていない人が抱えている幻想に近いのではないか?と思います。公務員の仕事が楽とか、定時に帰ることができる人はかなり少数派です。公務員の中でも離職率が低そうなのは、小規模な市役所職員とかでしょうかね?逆に離職率が高いと思われる公務員というと、警察官、大規模な自治体の職員、国家公務員でしょうか?これらに共通するのは仕事がきついことです。これらはあくまでも公務員の中ではの話です。仕事量も多いので、そこに耐えられなくなると辞めてしまう人も出てくるのです。公務員でも仕事がきつい、忙しいとなれば、離職の原因の1つにはなりうるかもしれませんね。

 

ただ、公務員が仕事を辞める原因はそれだけじゃないです。1番の原因はギャップだと思いますよ。理想と現実の違いに落胆してやめていく人も多いと思うんですよね。それは思っていたのと違うということです。公務員に対して抱いていたものが、実際に公務員になってみて全然違ったというパターンはよくあります。面接の志望動機で「公務員になったら、〇〇をやって、〇〇市を、〇〇のように変えていきたい!」と力強く語っている学生が多くいますが、これが本心だとして、実際に公務員になってみたが、その仕事はなかなかできない。任せてもらえない。この志望動機を述べた人は、これこそが公務員を志望した理由なので、その仕事ができなければ、もはや公務員をやっている意味がない。理由がないのです。だから、数年たって、全然その仕事に関われそうにないと感じたら辞めていくパターンもありそうです。だから、公務員試験の面接で、やりたい仕事を志望動機に据えてくる学生は、辞めるリスクが高いと思うんですよね。本心じゃない、志望動機用に作った気持ちならば、あまり関係ないんでしょうけど。だから、そういう志望動機の方が印象が良いのはあるかもしれないが、そういう受験生を採るのはリスクが大きいと思います。

 

逆に受験生に言いたいのは、そういう志望動機で本気で公務員になりたいと思っていても、それが叶えられる可能性がどれだけあるか?は分かりません。むしろ、クビにならないから、リストラにならないから公務員を目指しました!と思っている人の方が、仕事なんて何でも良い。任されたものをただやるだけ。とにかく安定していれば良いという受験生の方が、辞めるリスクは少ないと思います。採用する側にとっても辞められるリスクが少ないということです。これは絶対に存在する特権ですからね。やりたい仕事ができるか?どうかは、公務員になってみないとわからないが、公務員の安定性は誰にでもほぼ存在するものなので、公務員になった後、こんなはずじゃなかった!とギャップに苦しむ人は少なくなると思います。あとは公務員の仕事特有の部分に惹かれて、公務員を目指したが、それが現実には乏しくて辞めたいと思ってしまうパターンです。公務員は民間とは違い、公平に仕事を行う、多くの住民に対して奉仕していきますが、例えば、自治体の命令により、財政的な問題により生活保護の申請者を追い返したりしないといけない。そういう問題がたまにありますが、そういう公務員の姿勢に幻滅して辞めたいと思ってしまうとかね。自分の正義と公務員全体として考えている正義に乖離があるようなケースです。公務員の理想として描いている姿と自分が実際に体感した公務員の姿がまるで違うということに気付き、なんだ!公務員も民間と同じじゃないか!と、思ってしまう人もいて、そういう人は離職率が高いです。

 

市役所などの場合にはだいたい仕事のきつさ、辛さはそんなに想像と変わらないと思いますが、警察官は仕事がきつい、辛いというのは想像できると思いますけど、その程度が想像を超えている可能性が高く、それに我慢できる人じゃないと長続きしない、辞めたくなるという方が多くいるのです。市役所の職員の離職率と警察官の離職率は大分違うのでしょう。公務員にはこういった感じでいろいろな職種がありますが、自分が目指しているそれぞれの仕事の特徴を知っておきましょう。仕事内容を知らないと面接でも困りますし、志望動機も作りづらいはずです。そういうときに使えるのが以下の本です。公務員のいろいろな職種における仕事内容について解説されています。公務員試験を受ける方であれば、どういう職種であっても面接でやってみたい仕事について聞かれるでしょうし、そのときに回答を考えるときには、仕事内容について詳しくないといけません。また、志望動機や自己PRを考えるときにも、自分が目指している公務員の仕事内容についての理解がないと、面接官が評価してくれるものを考えづらいです。特に自己PRは、自分の長所や能力が公務員の仕事において生かせるとい前提で話すので、公務員の仕事について詳しくなっていないと上手く作ることができません。的外れなことを言ってしまうといけないので。公務員試験の面接に受かるには公務員への仕事に対する理解が不可欠なので、いずれ訪れる面接対策のときまでに読んで、公務員の仕事内容について具体的に知っておくと、面接対策もしやすくなると思います。良かったら参考にしてみてください。

 

公務員の「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本

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