国家総合職の難易度は非常に高いです。難しいです。そこで、こういった国家総合職に合格するには、どれだけの勉強量が必要なのでしょうか?国家総合職は、公務員試験の中でも最難関とも呼べる試験種になると思うので、筆記試験の時点で相当大変だと思います。ただ、そういった大変な状況を乗り越えないと筆記試験の合格も厳しいので、しっかりと計画を立てて勉強していきましょう。では、国家総合職に合格するには、どれくらいの勉強期間、勉強時間が必要なのでしょうか?効率のよさや勉強の仕方でも変わってくると思いますが、目安は1500時間くらいではないでしょうか?だいたい、このあたりがよく言われている勉強時間になります。教養試験、専門試験、それ以外の引き試験の勉強を合わせて、1500時間程度は見積もった方が良いのです。そのため、前もってそういう時間を逆算してから勉強を始めた方が良いでしょう。
1500時間というと、1日5時間やって300日くらいですか。そうなると、1年くらいは勉強期間を見積もる方が多いので、1日あたり4,5時間は必要になるということですね。1日4,5時間というのは楽ではないです。ただ、よほど早くから勉強を始めるとかでない限りは、それくらいの量をやっていかないと、間に合わないケースもあるということですから、最低1年間は見積もって、1日、4、5時間はやるという意識でいましょう。大学に通いながら、予備校に通いながら、それだけの勉強をしていかないといけないので、体力的にも相当ハードと言えるでしょう。しかも、それをずっと続けていかないといけないので、非常に過酷な大学生生活になるかと思います。新卒で受ける人は負担の度合いも大きいですね。しかも、国家総合職になると、1500時間をかけたからといって、確実に合格圏内には入れるとも限らないのです。特別区とか、市役所とか、東京都くらいならば、勉強量さえちゃんと確保できれば、合格圏内には入れるでしょう。合格するか?は別として。
ただ、国家総合職の場合には、筆記試験の難易度が半端ないので、本当に真面目に勉強をしていったとしても、合格する保証もなければ、合格圏内に入ることも難しいです。1500時間くらいかけても、何か受かる気がしないという方も中にはいると思うのです。それは勉強のやり方が悪いのか?別に原因があるのか?は分かりませんが。ただ、国家総合職の勉強をしていれば、どの試験種を受けるにしても、科目が共通しているところはだいたい問題ないでしょう。受かるとは言い切れませんが、十分受かっても不思議ではないかもしれません。大は小を兼ねるという部分も多少はあると思いますから。国家総合職を目指していれば、併願先の筆記試験では受かる可能性が高まりそうですね。現実的に1500時間という勉強時間はやろうと思えば全然可能な時間です。ただ、それだけやってもまだ完成には程遠いという場合もあるでしょうし、逆に1500時間をやる前に十分可能性されてきたというケースもあるかもしれません。国家総合職は法律区分や経済区分などに分かれるので、大学で法学部や経済学部出身ならば、それぞれの区分を志望すればかなり有利になります。
国家総合職の勉強をしていくうえでは、過去問が非常に重要です。それは国家総合職でも、他の試験種でも言えることですが、過去に出た問題とほぼ同じものが再度出るということが普通にあります。だから、隅々まで過去数年分の問題を見ておくと、何点か本番でも点数が上がりますよ。そして、こういった過去問はある程度早い時期にやっておいてほしいです。それは模試のような感覚で解いてみて、出来なかった部分が弱点になるので、その範囲を再度できるようにおさらいをすれば、弱点が補強されて、さらに点数が上がりやすくなりますから。できるところ、得意なところはほどほどにやって、できないところ、苦手なところを重点的にやるというのが勉強の基本であり、筆記試験の合格に近づくための鉄則ですから、1度解いてみて、弱点はどこか?を見つけて、そこを本番までに克服していくための勉強時間も必要ですから、ある程度本番まで時間の余裕がある時期に国家総合職の過去問を解き始めてほしいと思います。そして、本番までに最大限の点数を出せるように頑張っていってください。
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