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公務員試験の面接で沈黙やあうあう状態になっても評価は下がらない

公務員試験の面接は、たまに厳しい質問もされると思います。そういうときに黙り込んでしまったり、沈黙してしまうとダメだと思い込んでいる人がいます。それは別にさほど気にすることじゃないと思います。面接というのは質問が飛んできて、その場で答える試験です。例えば、論文試験でいえば、問題文を読んで、いきなり書き始めないでしょう?まず、どういう風に書いていくか?内容とか、構成とかを頭の中で整理して、書き始めるのではないでしょうか?つまり、考える時間を用意してから書き始めると思います。面接だって、適当に答えるわけにはいかないので、当然考える時間を作った方が、より良い答えができることになると思います。したがって、考えている間に少々時間がかかったり、沈黙になってしまったとしても特に問題があるとは思えません。むしろ、質問をして、すぐに答えが返ってくる方が、面接試験として不自然だと思います。

 

こういう人は中には一定数いますけど、恐らく質問事項をあらかじめ想定して、答える内容もあらかじめ考えて作っている。そして、それを覚えてきている。ということになります。公務員試験の面接でも当然こういうシーンはあるでしょう。それは多くの場合、茶番と揶揄されたりもするわけですけど。ただ、こういうシーンは面接試験として適切か?というと、私は大いに疑問です。要は論文試験が事前にお題が公表されて、プロの方に解答を作ってもらって、それを丸暗記して、当日書くだけ!みたいなものですよね。面接は別に正解を求めているわけではないので、それでも良いのかもしれませんけど、結局、この茶番同様の面接の場合、面接官は何をどう評価するのでしょうか?明らかにこいつ覚えてきただけだな。と判断されたら、普通の面接官ならば良い評価はつけないと思います。

 

面接は緊張もするし、予想できない質問や難しい質問もきますよ。したがって、普通ならまず一定時間考えて、それから話し始めるのが自然ではないでしょうか?だけど、多くの人は少しでも詰まったらマズイとか、スムーズに話すことができないと評価が下がるとか、そういう強迫観念にとらわれている。だから、みんなスムーズに話せるように、事前に準備して、回答を暗記して、まるでロボットみたいに話す人が出てくるのでしょう。それがいけないわけではないと思う。例えば、志望動機や自己PRなど、99%聞かれる可能性が高い質問については、逆に質問されて考え始めると、これは評価を下げられてしまいそうです。明らかに絶対に聞かれることが誰にも予想できるし、そもそも志望動機があるから公務員を目指したはずなのに、それを考えないといけないっていうのがそもそもおかしい。普通の受験生は結局、志望動機は後付だと思いますけど。

 

だから、一部の質問に限っては、ある程度すぐに答えださないと不審がられる。本当に公務員に対して志望度が高いのか?疑われてしまう傾向にあると思うので、そういうのは例外的にしょうがないと思います。ただ、それ以外の多くの質問は必ずしも事前に予知できるものではないし、面接をする時点で1つの確固たる回答を持っていないとおかしいものでもないと思うので、沈黙したり、あうあう状態になってしまうのも別に変なことじゃないと思います。受験生としては自分がどう採点されているか?は分からないために、少しでも自分を良く見せようとします。それがスムーズに流暢に答えるということなのかもしれないですけど、それが本当にプラスに作用しているか?は分かりません。受験生の思い込みかもしれませんから。面接試験というのは、採点基準が分からないために、受験生がプラスだと思っていることが実は面接官からしたらそうでもなかった。ということは割とあるんじゃないか?と思います。

 

公務員試験の面接は、というか面接試験全般に言えることですけど、結果論でしか全てを語れない。何が良かったのか?何がダメだったのか?というのは結果を見てからじゃないと何とも言えないのです。また、個別具体的にここが良かったから受かったとか、ここがダメだったから落ちたといった分析はできません。自分の想像でしかないわけで、それが的を射ているか?は分からない。だからこそ難しいのです。フィードバックもないですからね。だから、受かる人は何個も受かるけど、落ちる人は何個も落ち続けるということが民間の就職活動同様、起きやすいとされているのだと思います。面接試験は本当に難しいですし、残酷な面も持ち合わせていると思いますよ。

 

 

公務員試験 現職採点官が教える!合格面接術 2016年度

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