特別区の職員採用試験で合格を目指す人を応援するブログ

特別区Ⅰ類を中心に、公務員試験の難易度や勉強方法を紹介していきます。

公務員試験で地元出身者を有利に扱う意味が分からない

公務員試験では、どうしても市役所などを受けるときには地元有利と言うことがささやかに言われています。それが本当なのか?は分かりません。地元をあえて優遇しないといけない理由があるのか?も分かりませんけどね。ただ、よく言われるのは地元をの人の方がその自治体の周辺地域について詳しいということです。確かに詳しいというのはその通りかもしれない。ただ、その詳しい地元の理が公務員として働くときに生きるのだろうか?という疑問は残ります。というのも、私のずっと住んでいる地域について、そこに住んでいない人たちよりも詳しい部分と言うのはあると思う。ただ、それって、かなり漠然としたものであって、具体的にこれ!って言いづらいし、かつそれらが公務員として仕事をするうえで、どう役に立つのか?はよく分からない。役に立たない詳しさならば、他人よりも詳しいことを有利に扱う意味は分からないからです。

 

実は以下で紹介する「公務員試験のカラクリ」には、「〇〇市の人口規模や面積を知らないような人を公務員にして良いのか!?」のような文句を、ある自治体の職員が口にしたということが書かれていて、それは頷ける人もいると思うんだけど、そんなの地元の人だって知らないですよ。Wikipediaとか見ない限りは普通は知らない。そして、それを知っていることが、公務員にとってどう必要なのか?それが見えてこない。そんなのも知らないような人はうちに市に対する志望度が薄いと判断されても仕方ないとか言い出すのかもしれないが、知っていてもあまり意味のないようなことを知らないだけで熱意云々を語るのはおかしいだろう。そんなこといったら、歴代の市長を全員知らないのはおかしい!とか、そういう無理難題まで、全てこの理由で通ってしまうことになってしまうのです。歴代の市長を全部暗記して意味があるのでしょうか?

 

だいたい、地元にある程度詳しい人が欲しいのであれば、筆記試験においてそういう問題を出せば良いだけの話です。こういう小さい市役所は専門試験まで課されないケースが多く、教養試験のみで受けられるところが多いです。公務員の実際の職務において必要になりそうなのは、ほとんど専門試験における知識だと思います。教養試験で勉強することは大方個人的にはどうでも良いと思っていることばかりです。したがって、教養試験を従来のものから、その自治体特有のものに変えて、出題するとかでも別に良いのでは?と思います。地元出身者じゃなくても、その自治体が本当に好きで自分なりに調べている人というのもいるかもしれない。そんなときに地元に詳しい人が欲しいからといって、何もしないで自動的に地元出身者を優遇していくのは愚策な気がしてきます。

 

実際、先ほど紹介した「公務員試験のカラクリ」では、千葉県流山市の事例が載っており、ここは採用試験を実施するうえで、地元出身者に100点以上の加点をし、大幅に優遇したうえで、最終的に合格者が地元出身者ばかりになったということもあったみたいで、人物重視の側面が強くなり、配点が高くなっていることから、こういうことをやろうと思えばできてしまう現状もあり、裏ではどんな採用方法がされているか?私たちには知りえないという非常に恐ろしい面もあります。こういうのは規模の小さい自治体に特有のことじゃないか?と思われるかもしれませんけど、もしかしたら特別区とかでも、地元出身者優遇策以外でも、何かしらの操作が行われていないという保証はありません。筆記試験は大丈夫かもしれないけど、面接試験なんて操作する気があれば、多少なりとも点数を上下させることは可能ですからね。

 

コネ採用というものも公務員試験においては、たまに話題になることもありますけど、地元出身者を優遇するというのも、コネ採用に似たようなものですね。コネ採用とは違って、地元出身者を優遇するということについては、あまり批判がこないと思います。それは地元出身者を優遇することに意味を見出せると思っている人が多いからじゃないか?と思いますけど、すでに説明したように、別に地元に詳しい人をあえて採用するメリットはほとんどないように思いますし、地元への愛着度合いを問われることもありますけど、それは採用時点では差があるかもしれないが、他の地域出身の人だって、働き始めてら少なからず愛着は沸くだろうし、そんなものを採用時点で比べて何の意味があるんだ?ということになります。1歳のハイハイしかできない子供と3歳で言葉を喋っている子供を比べて、3歳のうちの子の方が優秀じゃないか!と言っているようなもんですよ。以上を踏まえて、私はあえて地元出身者を優遇する措置に意味を見出せないのです。