特別区の職員採用試験で合格を目指す人を応援するブログ

特別区Ⅰ類を中心に、公務員試験の難易度や勉強方法を紹介していきます。

公務員試験の論文で評価される答案のポイントとやりがちな失敗

公務員試験の論文を書く際には、1つ気をつけるべきことがあります。それはやはり論文というのは、どこに重きが置かれているか?ということを理解すべきということです。よくありがちなミスをすると、自分ではちゃんと書けたつもりでも、全く点数にならないということがありえます。したがって、論文を書く際には日頃から、そのミスをしないようにしっかりと練習をしていく必要があると思うのです。じゃあ、具体的にその多くの人がやりがちなミスって何かっていうと、それは事実しか述べていない論文ということです。事実って何かっていうと、例えば、少子化について論文課題が課されたとします。そのときに「何でそもそも少子化が起きているのか?」、「少子化によって、どういう問題が生じているのか?」、「日本の少子化は今どういう状況なのか?」といった事実のみに重点を置いた論文はダメだということです。

 

そういった事実っていうのは、論文に関する参考書などをよく読めば誰でも書けるでしょう。というか、こういった事実については誰が書いても特に変わるものではないために、あなたらしさが全く見えてこないのです。採点にかかわる要素のうち、最も大きいのは、あなた自身の考えを述べる部分です。先ほど挙げたようなものは、同じことを繰り返しますけど、誰が書いてもさほど変わるものではないのです。つまり、あなたらしさや独自性を見出すポイントとしてはそこでではなく、解決策の部分で文字数を割くべきだということになります。少子化のテーマについて言うならば、それが起きている原因とか、実態とかの部分もある程度は必要なことだと思うし、書いて良いのですが、そこが論文の中心になってはダメなのです。中心にすべきなのは、あくまでもあなたの考えであり、客観的な事実なのです。

 

そこは当然受験生によって、書く内容が1番分かれやすい部分です。分かれやすいからこそ本当に公平に評価可能なのか?という疑問はつくものの、おそらくここを中心にして採点が進んでいると思われます。あなたの考えといっても、参考書を参考にする場合が多いと思うので、本当にあなたの考えになっているか?どうかというのは疑問なものの、建前としては、あなたの考え(少子化を解決するための具体的な案)の部分を文字数を1番割くべきでしょうし、そこを1番力を入れて取り組むべきだということになります。先ほど挙げた原因、背景、実態といった部分は事実ですから、誰でも書けてしまいます。つまり、ちゃんと勉強した人であれば、そういった部分については間違いなく書けるんです。ある意味解決策よりも幾分書きやすいはずです。すると、そこは自信を持ってかけるもんだから、そこをどうしてもたくさん書いてしまう。そこに文字数を多く割いてしまう。そういう傾向に陥ってしまう受験生も一定数いると思うのです。書きやすい部分だから、そこをたくさん書いてしまうというのは、分からないでもないですが、それじゃダメだと言うことでしょう。

 

あなたなりの考えの部分は正解は1つじゃないので、参考に載っているからといって、それで本当に良いのか?ちゃんと評価してもらえるか?というのはちょっと分かりませんね。事実の部分は正解は1個しかないかもしれないが、考えを書く部分は正解は無数にあるはず。というか、現時点では実施されておらず、結果も分からないために、正解か?どうか判断できないようなものも多くあるはず。だから、そこにはあまり自信を持てない。という心理はあるような気がしますけど、自信たっぷりの論文の中には、すでに示したような失敗の論文というか、ほとんど評価されない論文も混じっている可能性があるので、日頃から論文を書く練習をするときには、ちゃんと自分の考えの部分を中心に据えて書けるようにしていきましょう。成功するか?どうかってのは分からなくて当たり前ですからね。自信を持てなくて当たり前です。問題はそのアイデアや案を何故選んだか?どういうメリットがあって、どういうデメリットがあるか?それぞれを比較検討し、最終的にそれが1番優れていると思った理由について、述べることができれば大丈夫でしょう。

 

論文試験の勉強をしている方、これから始める方に特にオススメしたいのは以下の参考書ですね。数ある参考書の中で1番分かりやすいというか、説明が丁寧な気がします。というのも、凄い論文の初心者に優しいです。「この論文課題はそもそも何を聞いているのか?」、「何を書けば問いに答えたことになるのか?」という問題文からの解説に始まり、実際の解答例については、どうしてこれを書いたのか?これを書かないといけない理由は何か?など、理由付けがされていて読みながら納得しやすいと思うのです。近年頻出の公務員試験の論文テーマが約20個くらい掲載されており、必要な知識と必要な論文の書き方が学べる一冊だと思うので、是非オススメしたいと思います。