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公務員試験で、教養試験のみの試験種の方が逆に大変!?

公務員試験は通常であれば、筆記試験は専門試験と教養試験が両方課されるケースが多いと思います。ただ、中には教養試験だけで受験可能な試験種もあります。教養試験だけなら、その分楽ジャン!と思う方もいるかもしれませんけど、決してそう単純なわけではないと思うのです。確かに、勉強する量が大分減るので、負担は少ないといえますけど、教養試験だけになると、それはそれで受かりづらい場合もあるのです。両方経験した人は分かると思いますけど、教養試験は専門試験に比べて勉強が大変です。それは点数がなかなか伸びないからです。専門試験はちゃんと勉強すれば、どんどん成績は伸びていくはずです。ただ、教養試験はそうはいかないんですね。思うように点数が伸びないのが辛いのです。

 

教養試験には、数的処理という非常に厄介な科目が存在します。これは教養試験の問題数の中の結構な割合を占めます。3~4割くらいはあるでしょう。この数的処理は暗記とかでどうにかなるものでもないので、非常に苦労します。途中で挫折する人も出てくるのではないか?と思うほどです。この数的処理を克服できない限り、教養試験の点数の上昇は難しいですね。実際、たいていは文系の人だと思うんですけど、文系の人は、この数的処理をやり始めたときはほとんど解けないと思います。そして、勉強をしていくものの、進歩の度合いが極めて遅い。時間をかけても時間をかけても、なかなかできるようにならない。目に見えた成果にならない。というのはよくあることです。そうなると、本番までに数的処理として出された問題のうち、半分でもできれば良い方でしょう。でも、半分となると、教養試験全体でも高得点は望めませんよね。

 

また、それ以外の科目では、人文科学や自然科学も厄介です。出ても1~3問くらいの問題が並んでいるのが特徴で、いくら実力があっても、たったそれしか出題されないと、自分の実力が出ないですよね。だいたい、例えば、化学で偏差値70くらいある人でも、それは40問とかそれくらいの問題を解いて、何問できたか?何点か?とうことで、偏差値70とかが出るわけですよ。でも、偏差値70の人が3問出されて全部正解できるか?というと、それは難しいと思うんです。40問やっても、そのうちの数問は間違えることはあるわけですから。だから、出題される問題数が少なすぎると、実力があってもそれを出せない可能性も高くなるのです。40問で偏差値70の人でも、1問出されて、その1問を間違えるってことは普通にありえます。

 

そういう過度に少ない問題を寄せ集めたのが公務員試験の筆記試験になっており、自分の実力が出づらい仕組みになっているのです。野球で例えるなら、144試合のペナントレースをやって、初めて優勝チームが決まります。でも、じゃあシーズンが3試合で終わったら?それでたまたま3連勝したチームが優勝で納得いきますか?そういう曖昧な状況を作り出しやすいということが公務員試験の筆記試験にはいえると思いますし、特に教養試験はその度合いが専門試験よりも強いと思います。勉強しづらい数的処理の問題数が多いということ、1科目あたりの出題数が少ない人文科学と自然科学によって、教養試験は非常に点数がとりづらい試験となっています。

 

40問出るところが多いと思いますけど、20点越えるのも最初はきついかもしれません。数的処理で点がとれないとなると、半分越えるのも大変でしょう。国立大学法人、市役所試験、東京都庁などでは択一試験は教養試験のみです。専門試験で多くの人は挽回してくると思うので、それができないのは人によってはハンデになるかもしれません。特に国立大学法人は論文も専門記述もないので、教養試験のみです。教養試験が苦手だと、それで合格は非常に難しくなってしまいます。教養試験だけっていうのは、負担は少ないものの、人によっては専門試験がないからこそ、一次試験を突破するのが難しくなる可能性もあるので、注意してほしいと思います。専門試験がある方が、確実にこちらの方は勉強量に比例して点数が伸びやすいので、合格可能性は高まるかもしれません。そこは知っておきましょう。

 

公務員試験受かる勉強法落ちる勉強法【2018年度版】

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