公務員試験の文章理解では、英語と現代文が主に出題されると思います。古文が出るということもありますけど、出ても１問なので無視して構いません。現代文はなんとかなるとしても、英語はちょっと苦手・・・。という人もいるかもしれません。現代文は読めばなんとかならないのですが、英語はそもそも読んでいても意味が理解できないと解きようがないからです。公務員試験の英語は、そんなに難しくない。英語が全部日本語に変われば、すぐに答えが出せちゃうくらいの難易度だと思います。つまり、意味さえ分かればなんとかなると思うのです。公務員試験の英語はほぼ文章読解問題しか出ません。しかも文章は長くない。大学受験とは違って、全然短いです。英語が苦手という人は得意にするのは難しいにしても、最低限とらないといけないくらいの点数はとってほしいと思います。
それは一体いくつか？というと、半分くらい最低でもとってほしいと思います。英語を正しく理解するには、本当に文法から学んでいく必要が多分あると思うのですが、そんな丁寧にやっている時間は残念ながらありません。したがって、英語を勉強するときにはとにかく単語を覚えましょう。文法問題などについては、細かい文法や単語の使い方（前置詞は何がくっつくとか、他動詞とか、自動詞とか、）等をひたすら覚えていく必要があると思うんですけど、読解問題しか出ないので、要はだいたいの意味が理解できていれば良い。細かい文法がちょっと疎かでも、だいたいの意味が理解できるのならば解けるのです。そのためには単語と熟語を覚えていってほしいのです。
文法をまた１からやるというのは、時間がかかりすぎます。単語や熟語は覚えるだけですから、単純作業なのでやるか？やらないか？だけです。どれだけの語彙数を覚えるか？にもよりますけど、１日２０個とか３０個くらいずつやっていけば、一周するのにもそんなに時間はかからないでしょう。寝る前にちょっと見ていくだけでも良いので、繰り返しやってみてください。本当に単純に１つ１つの単語の代表的な意味を覚えるだけで良いです。多義語の場合は、できるだけ多くの意味を覚えていってほしいですけど、時間がないからこその端折った方法なので、ちょっといい加減な覚え方でも構わないと思います。それでも、やらないよりは絶対にマシですから。細かい用法については無視して良いと思います。読解問題では、知らなくてもなんとかなる可能性が高いと思いますし、それ以上に語彙数を増やすというのがおそらく先決になると思うので。
１つの単語帳を全部覚えれば、１５００くらいにはなるでしょう。同じく熟語も数百くらいは載っているはず。それらを全部覚える必要はないですけど、ここに載っている単語は受験だけじゃなくて、公務員試験でも必須の単語や熟語が多いですから、１つでも多く覚えるようにしてください。時間をかけて語彙力を鍛えたら、後は実践あるのみです。過去問題集に載っている英語の問題を解いていきます。読解問題は事前の知識として語彙力を鍛えるというのはまず必要なのですが、後は実際の問題を解いていくプロセスが必要になってきます。英語が苦手な人ほど、このプロセスの経験が乏しいと思います。したがって、１日１問で良いので、簡単な問題から取り組んでみてください。最初は特別区とか、東京都とか、そういった試験種の問題で良いと思います。この練習がないと、本番で１問解くのに相当時間がかかってしまうと思いますから、慣れる意味と解き方のコツを練習で身に付けるために、１日１問とか、２日に１問くらいはやってみてください。
公務員試験において英語は結構重要な科目ですね。だいたい、どの試験種でも５問前後くらい出ると思います。５問ですから、苦手という人でも２、３問くらいはとってほしいと思います。先ほども言いましたが、苦手な人は得意になる必要はなく、苦手なりに１点でも多くとってほしいと思います。時間があるなら、本当に基礎の基礎からやった方が良いと思いますけど、膨大な科目がある中で、英語にかけられる時間というのも限りがありますから、その中で効率とく１点でも得点する確率を上げるならば、本当に付け焼刃みたいな方法になってしまいますけど、単語と熟語のみを勉強していく。というのが１番良いのかな？と思います。個人的におすすめしたいのは「ターゲット」ですかね？昔から人気の受験英語のための単語帳になります。熟語バージョンも出ているので、良かったら使ってみてください。載っている単語もちょうど良いと思いますし、レイアウトも見やすく、非常にコンパクトサイズなので電車の中などでも利用できて便利ですよ。
